トライアスロン選手 榊原 利基

完走者は全員勝者!
過酷さの先にある感動を目指して

総務部 総務チーム
榊原 利基 Toshiki Sakakibara

絶対にやりたくない!から一転、
競技主体の社員アスリートに

まず最初に、榊原さんがトライアスロンを始めたきっかけを教えてください。

2016年10月に、生まれて初めてトライアスロンのレースを生で観戦したことがきっかけです。東京・お台場で開催される日本選手権に仲の良い友人が出場することになり、その応援で行ったのですが、目の前を通過するバイクの迫力や選手同士の駆け引きのおもしろさに魅せられてしまいました。なにより、過酷なレースを必死に戦う選手たちに感動して。気づいたらすべての選手に「頑張れ!」「よくやった!」と声援をおくっていたんですよね。

じつは、私の2歳上の兄が大学時代にトライアスロンをやっていて、「お前もやってみないか」と何度も誘われていたんです。私は幼稚園の頃から水泳をやっていて、当時は高校の水泳部で活動していましたが、長距離を泳いだあとにバイクとランニングなんてキツすぎる、絶対にやりたくない!と頑なに拒み続けていたんです(笑)。そんな私が、まさか競技者になるとは……。つまりそのくらい、お台場で観たレースが感動的だったんです。

社会人になって生活にも慣れてきた頃で、「何か新しいことを始めたい」と思っていたことも、トライアスロンに挑戦しようと思った理由のひとつかもしれません。

社員アスリートの道を選んだのはなぜですか?

お台場のレースを観たあとすぐに練習を始めて、約半年後の2017年5月からレースに出て経験と実績を積み上げていきました。2018年2月には日本トライアスロン連合が強化選手として認定する記録を突破し、国際レースへの出場権を獲得。これを機に、アスリートとしてもう一歩踏み出してみようと思いました。トライアスロンは年齢的に30歳がピークといわれています。このとき私は24歳。30歳を迎えるまでの6年間、やれるところまでやってみよう!そう決心したんです。

競技主体の生活にシフトするため、2019年3月、JOC(日本オリンピック委員会)が主催する就職支援制度「アスナビ」にエントリー。前職がシステムエンジニアだったこともあり、同業種であるANAシステムズへの就職が決まりました。採用の通知をもらったときは本当に嬉しかったです。

コロナ禍での自粛期間中は
「今だからこそできること」を考えた

ANAシステムズでは、どのようなスケジュールで仕事と練習をしているのでしょうか?

入社時から総務部に所属していて、出社は週2日、それ以外の日は土・日曜を含めて練習に充てています。
入社後も練習は基本的に一人で行っていますが、当社役員の紹介で、ナショナルコーチや実業団の方からアドバイスをもらうチャンスをいただきました。また、遠征先で知り合った競技仲間と情報交換したり、短期合宿に参加させてもらったりして練習の幅も少しずつ広がっています。

コロナ禍ではどのような変化がありましたか?

プールが2ヶ月間使えず水泳ができなくなりましたが、今だからこそできることは何だろうと考えてトレーニングを続けていました。例えば、泳ぎのパフォーマンスを上げるために体の可動域を広げるストレッチをしたり、バイクは自宅のローラー台(トレーニング用マシン)を使って練習し、ランニングは感染予防対策をしながら自宅周辺を走っていました。

自粛期間中の2020年5月からは、管理栄養士による栄養指導を受け始めました。毎日3食、実際に食べた献立の写真を送って、栄養バランスなどについてアドバイスをもらっています。その結果、普段の食事で栄養は十分に摂れていて、常用していたサプリメントが不要だということがわかりました。サプリメントは4種類ほど飲んでいましたが、今はすべてやめています。おかげでコストを削減でき、コンディションも快調です。毎日バランスのいい食事を作ってくれる母に感謝ですね(笑)。

目指すはパリ五輪でメダル獲得
社員の皆さんと感動を共有したい!

競技者として、トライアスロンのどんなところに魅力を感じていますか?

初めてのレースで完走し、ゴールしたときの達成感と充実感は今も忘れられません。トライアスロンはとても過酷なスポーツで完走することさえ難しく、それゆえ「完走者が全員勝者」といわれています。レースが終わると、順位に関係なく選手たちが互いの健闘を称え合うんです。さらに、沿道の観客とハイタッチしながらゴールするのもトライアスロンならではの光景かもしれないですね。こうやってみんなの気持ちがひとつになる瞬間がたまらなく好きなんです。

これからの目標を教えてください。

ズバリ、2024年のパリ五輪でメダルを獲得することです。それに向けて、世界のどの選手よりも練習を重ねていきます。
同時に、一人でも多くの人にトライアスロンの魅力を伝えていきたいと思っています。特に子どもたちに興味をもってもらえたら嬉しいですね。
トライアスロンは観客の応援や声援が選手の力になります。ANAシステムズの社員として、皆さんと感動を共有することが私の使命でもあると思っています。ぜひ一度、レースを観にきてください!

@NTT ASTC トライアスロンアジアカップ(2020/チェンナイ) ANAチェンナイ支店の皆様と

ATHLETE STYLE