中期経営方針Medi-Term Management Plan

ANAシステムズが、ANAグループ内で「エッセンシャルな企業」となり、「安定収益と自立経営」を確立するために、2019年4月1日に中期経営方針を設定し、ANAグループ全体でのニーズや技術環境の変化に確実に対応し、ANAグループ及びASYの事業成長を支える組織基盤を構築します。

3つの中期戦略と7つの施策

01

あんしん品質の実現

エアラインビジネスを信頼できるITで支える

  1. 組織の専門性向上
    5つの専門性に基づき、全社組織を再編し、信頼されるITサービスの提供と高度なIT人財の育成を実行
  2. 開発と運用の組織分離と人財流動
    開発と運用部門を組織分離し、組織感の相互牽制、人財流動の活性化とマルチ人財の育成により、サービス品質と生産性を向上

02

意思決定と実行のスピード向上

早い実行、早い着手、早い判断

  1. フラットな組織階層と迅速、確実な指揮命令
    フラットでシンプルな組織階層、明確な指揮命令系統により、意思決定と実行のスピードを向上
  2. スピード重視型とQCD追求型の分立
    プロセス、基準、QCD(Quality/Cost/Delivery)の考え方が相反する2つのIT機能を組織分離し、各組織の機能強化と成長を実現

    スピード重視型のIT

    迅速で革新的なITサービスを提供

    QCD追求型のIT

    最高水準の開発QCDと運用品質を追求

03

チャレンジする企業文化

顧客中心に行動する文化(カスタマ・ファースト)・対話と協働で新たな価値を生み出す文化

  1. 次世代アーキテクチャへの変革
    次世代アーキテクチャの戦略と実行の管理・統制を担う横串組織を設置し、全体ガバナンスと技術力を強化
  2. 顧客中心のビジネススタイル
    顧客の課題発掘からソリューション提案までをワンストップで実現し、能動的で親近感のあるサービスを提供
  3. 組織を超えた連携・交流
    サイロ型の体制を見直し、組織横断的な対話と協働の活性化により、イノベーションや新たな価値を創出

ANAシステムズは、2023年4月1日に新中期経営計画を策定しました。新たな中期経営目標は、エアライン事業におけるビジネス変革実現のためのDX推進とライフバリュー事業におけるANAグループ支援の拡大によって、ANAグループの既存事業・新事業をDXによって変革・創出する「変革支援パートナー」になることです。

変革の鍵は「人」と「プロセス」と捉え、社員一人ひとりが働きがいを実感できる環境を構築し、対話を大切にしながら社員の成長支援を実行するとともに、社内業務基盤の強化・抜本的な業務プロセスの再構築によって、基本品質を守りながらもビジネス価値創造を推進していきます。

01

ANAグループと地域への価値創出

  1. 価値協創によるデジタル化の推進
    アジャイルやデータドリブンを志向し、ステークホルダーとともにビジネス価値を最大化
  2. グループ変革支援による社会的・経済的価値の創造
    情報セキュリティ、デジタルガバナンスの推進、エアライン・ライフバリュー事業の支援と地域創生の推進

02

ビジネスパートナーとの協創の実現

  1. 共に成長を実感できる関係構築
    目的・目標の共有、人財成長支援の機会創出、コミュニケーションの強化、新技術導入の実践
  2. グローバリゼーションの実現
    オフショアパートナーと連携し、ベストプラクティスの活用によるソリューションの最適化

03

社員の働きがいの追求と生産性向上

  1. 働きやすさとやりがいの向上
    社員の幸福度・エンゲージメントの向上や多様性尊重のための環境構築と組織風土醸成
  2. 社員一人ひとりの自律的キャリア形成を支援
    社内研修プログラム、オンデマンド学習、リスキリングなどを活用し、自らキャリアプランを描ける環境整備
  3. 業務プロセスの変革
    仕事の進め方の断捨離と、業務プロセスを次世代にアップデート